Furwise が解決したいこと

はじめて猫を迎えた最初の 1 ヶ月は、毎日のように何かを検索していました。この嘔吐は普通なのか、うんちの状態はこれで大丈夫か、いま聞こえたあの鳴き声は何だったのか。ご飯はどのくらいあげればいいのか、水はどれくらい飲めば足りるのか。1 日 16 時間も眠っているけれど、それは寝すぎではないのか。トイレ周りも、設置数や砂の種類、急に使わなくなった理由まで、すべて理解するのに 1 週間まるごとかかりました。猫を迎える前は、こうした疑問は浮かびもしません。迎えたあとは、検索を 1 つ終えるたびに新しい疑問が 2 つ生まれていました。

もっと困ったのは、何を信じればいいのかわからないことでした。夜中に「猫 嘔吐」と検索すれば数万ページの情報が出てきて、どれも一見もっともらしく見えます。けれど中身を読むと、10 件のうち 8 件はお互いをコピーし合っただけのまとめ記事、残り 2 件はキャットフードを売るための広告記事でした。あのころ私が本当にほしかったのは、この大量の疑問を整理してくれる存在でした。今すぐ知っておくべきことはどれか、ゆっくり覚えていけばいいことはどれか、今夜のうちに動物病院へ駆け込むべきサインはどれか、その順番をつけてくれる人です。

Furwise は、あのころの自分のためにつくったものです。すべての記事は、査読付きの獣医学研究と臨床ガイドラインから書き起こし、私自身が動物病院の現場で実際に見ていることを加えて仕上げています。アプリは、この内容を最初の日からそのまま使えるガイドに変換します。情報を探し続ける時間を減らし、愛猫と過ごす時間を増やすための仕組みです。

自己紹介

私はソフトウェアエンジニアとして 10 年間、Microsoft、Pinkoi、TrendMicro で働いてきました。この 10 年でいちばん役に立ったのは技術そのものではなく、エンジニアとして身についた習慣です。それは、出典までたどれるものだけを根拠に結論を出すこと、たどれないなら「わからない」と正直に書くことでした。だから Furwise の医学的な記述には、必ず確認できる引用がついています。獣医学でまだ見解が分かれている問いに対しては、無理に答えを出さず、「現時点では結論が出ていない」とそのまま書いています。

これに加えて、私は今、台北の動物病院でアシスタントとしてパートタイムで働いています。猫の健康に関する記事を書いている人は多くいますが、毎日動物病院の受付で飼い主さんの様子を間近に見られる人はあまり多くありません。この立場から得られる観察は、ほかのペット系アプリをつくる人には届きにくいものだと感じます。そこから見えてきたことを、Furwise アプリの設計にそのまま落とし込み、飼い主さんが自宅で愛猫をよりよくケアできるようにしています。

もう少しさかのぼれば、私自身も心配しっぱなしの飼い主の 1 人でした。私の猫、ヘネシー(阿軒)は 2025 年に FLUTD(猫下部尿路疾患:Feline Lower Urinary Tract Disease)と診断されました。本当に大変な期間でした。毎日の症状の記録、飲水量と排尿量の記録、そしてその真ん中で 1 度、深夜に夜間救急動物病院へ駆け込んだこともありました。Furwise のなかで愛猫のケアを支える機能は、あの数週間の経験から生まれています。

エンジニアとしての厳しさを根拠の扱いに、動物病院で目にしているものをつくるものへ。記事を書くときも、アプリの機能を設計するときも、画面の向こう側にいる飼い主さんは、あのころの自分と同じ気持ちでいるはずだ、と思い出すようにしています。

記事ができるまでと、私が踏み込まない領域

私は獣医師ではありません。だからこそ、記事を書くときの基準は本来必要なものよりも厳しく設定しています。すべての記事は、Google 検索からではなく、臨床ガイドラインか査読付きの研究から書き始めます。出発点となるのは Cornell Feline Health Center、ISFM / iCatCare、WSAVA、AAFP、ACVS などです。それぞれの記述は、少なくとも 2 つの独立した情報源と照らし合わせます。見解が分かれている場合は、両方の立場を記事に載せ、どこで意見が割れているかを明記します。獣医学でまだ結論の出ていない問いについては、あいまいな表現でごまかさず、「現時点では結論が出ていない」とそのまま書きます。

ただし、私には踏み込まない領域があります。診断はしません。処方もしません。それぞれの愛猫の状態を個別に判断することもしません。今、愛猫の様子がおかしいのであれば、かかりつけの獣医師さんへ電話してください。Furwise が担うのは、診察の前に、より十分に準備した状態で臨めるようにすること、そして診察のあと、自宅で取り組む計画をより明確にもって帰れるようにすることです。獣医療そのものの代わりにはなりません。これまで飼い主さんが 1 人で手探りしてきた、その「間」の部分です。

記事は常に最新の状態に保ちます。新しい研究が出てきたとき、あるいは古い記事を見直したときには、内容を更新し、誤りを修正し、足りない部分を補い、最終確認日を記載します。

アプリがどのように愛猫のケアを支えるか

Furwise の中国語名「毛孩指南」は、文字どおり「愛猫のためのガイド」という意味です。長く猫を飼ってきた飼い主さんが書くようなガイドを目指しています。動物病院で目にしてきたことと、自分の愛猫を育てて学んだことが、アプリの毎日の通知になっています。ワクチン、去勢・避妊手術、駆虫、定期的な血液検査の時期が来ると通知が届きます。症状、お薬、体重は記録しておけて、必要なときにすぐに探せます。愛猫が複数いる場合も、ご家族と一緒に使う場合も、1 つのアカウントで管理できます。それぞれの通知の背後には、出典をたどれる記事があります。

Furwise は App Store で配信中です。

編集方針

記事もアプリも、Furwise は次の 4 つを守ります。

すべての医学的記述には出典をつける

査読付きの研究と、信頼できる臨床ガイドライン(Cornell Feline Health Center、WSAVA、iCatCare、ACVS、AAFP)だけを根拠にします。キャットフードメーカーの広告記事は引用しません。SEO 目的でつくられたまとめサイトも引用しません。

キャットフード企業からの金銭は受け取らない

Furwise は、特定のキャットフード企業から対価を受け取って、その企業の製品について編集記事を書くことはありません。これは一時的な方針ではなく、永続的な約束です。

特定できる症例は書かない

動物病院で目にしたことが、そのまま Furwise の題材になることはありません。匿名化したあとでも、品種、年齢、症状、時期の組み合わせから特定の患者さんを思い当てられるような書き方はしません。

記事は更新し続ける

新しい研究が出てきたら、以前の記事も見直し、内容を更新します。すべての記事には最終確認日を記載します。

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